【茅ヶ崎市】企画展 生誕100年 國領經郎展-静寂なる砂の景-で「砂」に込められた時の流れと人の心の揺らぎに静かに向き合うひとときをどうぞ。
海辺に住む…ということは、日常的に砂と関わることでもあり、サザンオールスターズの歌の歌詞にも「砂まじりの…」と、表現されているほど。
その「砂」に過去、現在、未来…。の時の流れと人の揺れを静かに鮮やかに描き出した美術展、「企画展 生誕100年 國領經郎展-静寂なる砂の景-」が、本日をいれてあと5日間。2020年8月30日までの開催となっています。
芸術を語ることは難しく、素人があれやこれや、といえることではありませんが…。
深い…。そして、素晴らしい。
人というものの儚さや弱さ、月日を経ることによる感情の揺らぎを一枚の絵に込める。一瞬を切り取るとは、なんという凄みなのだろう…。と、圧巻の作品群でした。
観に来られていた皆さん、熱心に見つめておられました。外は夏の喧騒にみちていますが、美術館のなかはとても静かで、「目で見て心で感じる。」という作業に浸れるので、今まで知らなかった自分や、自分の生き方と向き合うことができます。
いつも同じようにそこにある砂浜だけれども、風が吹き波がさらい、一瞬たりとも同じ姿で在ることはないのだ…と、寂寞にも似た気持ちと共に、だからこそ、今を大切にしなければならないのだ。という強いメッセージがその絵画から伝わります。
茅ケ崎市に縁の深い素晴らしい芸術家、國領經郞さんの作品を観られるのはあと5日しかありません…。
静寂に包まれた美術館で、自分自身と向き合う時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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