【茅ヶ崎市】海水浴場ではないけれど…なんだかとても心地よい、目の前に広がる砂草の緑と水平線が美しい海岸に行ってみませんか?
茅ヶ崎の海岸には、かつては砂草が生い茂り、可愛らしい花を咲かせる美しい砂浜だったのだそうです。
寒川町にある寒川神社には、そのうちの一つ、『はまごう』が植えられていて、茅ヶ崎海岸で開催されている浜降祭の際に、寒川神社の御神輿の下に『はまごう』を敷いて式典が開催されていたことを伝えています。
その緑豊かな美しい海岸を取り戻したい!…と、茅ヶ崎海岸にかつて自生していた多様な砂草を、大切に育てて愛情を込めて植生している方たちがいるのをご存知ですか?
『はまごう』以外にも、『はまひるがお』、『はまぼうふう』、『つるな』…などの可愛らしい砂草を植えてくださり、茅ヶ崎の海岸に癒しを与えてくれている場所が何ヵ所かあります。
今回はその一つ、茅ヶ崎海岸の西端に位置する『柳島海岸』の光景をご紹介します。
国道134号線から柳島海岸に向かう道はまっすぐ行くと釣りを楽しむ方が大勢来られる岩場に降りていきます。
左側にいくと、鵠沼海岸方面へと続くサイクリングロードに向かいます。
2021年9月15日、美しい紅い花を咲かせた彼岸花が海へと誘ってくれています。
彼岸花の道を抜けると…。
海岸が見下ろせるサイクリングロードにでます。
少し高くなっているので、とても眺めが良いのです!
そして、ここに海浜植物が植えられて大切に育てられています。
かつて茅ヶ崎海岸に当たり前のように生えていた海浜植物には、今となっては絶滅危惧種や準絶滅危惧種になってしまった植物もあるそうです。
立てられている看板には『ハマヒルガオをいっぱいに!』…と書かれています。
そして、『昔はハマヒルガオが一面に咲いていました。そんな風景をもう一度見たいものと、少しずつ手入れを続けています。』とあります。
ハマヒルガオが一面に咲く茅ヶ崎海岸の光景…。見てみたいと思いませんか?
茅ヶ崎では、海をきれいにしよう!という意識を持っている方が大勢いらっしゃって、海洋プラスチックを回収する活動をしているグループ、また、個々に海岸まで散歩をしたついでに何気なくごみを拾って帰る方もいます。
ゴミが漂着しやすい海岸だという茅ヶ崎海岸ですが、みんなの活動が実を結び、砂浜からゴミが失くなって、砂草が青々と広がり美しい花をさかせる海岸になる日はもうすぐかもしれません。
柳島海岸の周辺には市外からもお客様がいらっしゃる『あさまる』さん、『快飛』さん、『萬蔵丸』さんなどの美味しい海鮮料理が食べられるお店がいっぱいあります。
これから来る心地よい秋の日に、散歩やジョギング、サイクリングで、海沿いのサイクリングロードの西端、柳島海岸まで行ってみてくださいね♪
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