【茅ヶ崎市】創業120年。エメロード沿いの「田中商店」さんが閉店しました。
2022年2月11日、エメロード沿いにある食器や鍋などを販売していた雑貨屋さん、「田中商店」さんが閉店しました。
「田中商店」さんは燃料問屋さんとして創業して120年になるそうです。
120年…というと、今生きている茅ヶ崎市民の方が産まれた時には「田中商店」さんはもう既にあった…と、いうことになりますね。
ちなみにGoogle検索をすると、店名は「田中与四郎商店」となっていました。
「田中商店」さんの店内に並ぶ可愛い招き猫の姿を、いつも眺めていたのが懐かしく感じられます。和やかなお店の閉店情報は、驚きと共に残念な思いがしました。
閉店前のお店にお買い物にいってみると…
店内には、日常使いの様々な商品がところ狭しと並んでいます♪
店主さんは、まさに昭和の『お母さん』という感じで、おおらかで朗らか…。あははと明るく笑いながら口からポンポンとでてくる厳しい言葉からは、たくさんの愛情を感じられます。
ほかほかの煮物を入れる器、家族が増える度に買い足す茶碗、庭先に積もる落ち葉を掃く掃除道具、やかんや鍋に入れて日本酒を温める徳利、漬けておいた梅干しや佃煮を食卓にあげるための丸甕…。
懐かしさを感じる雑貨はぬくもりを感じられるものばかりです♪
店主さんと話をしながら、日常雑貨を見ていると、タイムスリップをしたようでワクワクしました。
2020年には十間坂地区にあった1号線沿いの大野屋荒物雑貨店さん。そして、2021年にも茅ヶ崎市の老舗がどんどん閉店していきました。
市内のあちこちにあった大きな庭の古いお屋敷は新築マンションへと変わっていこうとしています。
茅ヶ崎はこれからどんな町になっていくのか…。
寂しくもありますが、楽しみでもあります。
「田中商店」さん。長い間、茅ヶ崎市民の日常を支えて下さってありがとうございました。
これからも、大好きなピアノを楽しみながら、『あの茅ヶ崎の田中商店のお母さん』として元気でいてくださいね♪
「田中商店」さんはこちら↓